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「南方週末」支持の台湾芸能人 人気急増

2013年01月15日

 【新唐人2013年1月16日付ニュース】中国広東省の週刊誌「南方週末」の社説が改ざんされた事件で、台湾人タレントで中国で活動している伊能静さんが何度もミニブログでエールを送ったことで、予定していた新書発売会が当局によって中止に追い込まれました。しかし、ネット上では人気急増し、新書も飛ぶように売れているそうです。

 
伊能静さんの「南方週末」へのエールの書き込みは何度も削除されました。削除されたらまた新たに書き込み、共産党機関紙“環球時報”を番犬だと揶揄しました。“五毛”の攻撃に対しては、諧謔詩で反撃。
 
伊能さんの勇気に対し、ネットユーザーらは“実に才女である。大陸の女子タレントにはこんな文章を書ける人はいないだろう”と称えています。
 
報道によると、伊能さんは当局に呼び出されただけでなく、新書発売会も安全を理由に取り消されました。しかし、ネット上では予約販売していた新書が数時間で売りきれ、ファンは664万人に急増。中国当局が想像もしていなかったことでしょう。
 
趙紫陽元総書記の元秘書 鮑彤氏
「こうあるべきです。本が良く売れるといいですね。どこで買えるのか?私も一冊ほしいです。彼女に敬服しているからです。彼女の義理堅い直言は彼女の今後の道においても、いい励みになるし、傍観者にとっても良い励みになり、いいことです」
 
民主活動家の趙達功さんは、民主社会に暮らす台湾人がこのようなエールを送るのは正常なことだと述べます。
 
民主活動家 趙達功さん
「一部の人は大陸で事業を発展させるため、発言を避けるでしょう。しかし伊能静は声を出し、『南方週末』を支持したことは非常に貴重なことであり、勇敢な人です」
 
趙紫陽元共産党総書記の秘書を務めた鮑彤さんは、「南方週末」事件をめぐって中国共産党当局に疑問を投げかけます。“反憲政の指揮センターがはっきりしていない。常務委員7人の意図および役割がはっきりしていない。最も深刻な問題は、憲政が中国における合法性がはっきりしていない”と指摘しています。
 
新唐人テレビがお伝えしました。
 
(翻訳/坂本 ナレーター/大口 映像編集/)
 

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